本を読みました。

金山駅の本屋でずっと気になっていた本を手にとって
パラパラっとめくってあっさり買いました。

村上龍の「無趣味のすすめ」です。

無趣味のすすめ

無趣味のすすめ


はっきりいって趣味のない僕にとっては(笑)、
なんだか無趣味が市民権を得られた気がするタイトルですよね。
しかも村上龍だし。
※ちなみに最近はいやみったらしく(笑)、
 「趣味は仕事です」って言っています。
 案外的外れでもないと思うけど。。。


というわけで、小一時間で読んでみましたが、
村上龍らしく(!?)気になるタイトルは、
ひとつのエッセイのタイトルに過ぎずに、
それ以外は世の中の当たり前と思われている
ものに対しての問題提起というかクリティカルシンキング的な
本でしたので、これはこれで面白かったですね。


特に、『「部下」は掌握するべきなのか』の文章は秀逸で
(フツーの人ができるできないは別にして。。。)
特に最後の、


問題は、部下との接し方などではない。
取り組んでいる仕事が本当にやるべき価値があるのか、
そのことを確認して、その価値を共有することのほうが
はるかに重要である。

この文章には真理が詰まっているというか、
パッと前が明るくなった気がしました。
さすがに、小説家ですね(笑)。